チームのコミュニケーションツール GitLab Mattermost を使えるようにしてみました
Slack風のコミュニケーションツール Mattermost が GitLab で簡単に使えるようになります。
仮想サーバーのネットワーク設定
前回 GitLab をインストールしましたが、LAN内の他のPCからはアクセスできませんでした。
仮想サーバーのネットワーク設定を変更して、LAN内の他のPCからGitLabにアクセスできるようにしましょう。
VirtualBox の「設定」を開くと、「ネットワーク」に「ポートフォワーディング」を設定する場所があります。
「ポートフォワーディング」ボタンを押すと、「ポートフォワーディング ルール」のダイアログが表示されます。
上の画像を参考にして、「ポートフォワーディング ルール」に「ポート80」と「ポート8066」の設定を入れます。
「ポート80」は、GitLab にLAN内の他のPCからアクセスできるようにする設定です。
「ポート8066」は、Mattermost にLAN内の他のPCからアクセスできるようにする設定です。
Mattermost の有効化
GitLab には、GitLab Mattermost が最初から入っていますが無効になっています。
Mattermost を有効化して使ってみましょう。
GitLab の設定を変更しますが、私の環境はこちらになります。
マシン | IPアドレス |
---|---|
ホストOS(Windows10) | 192.168.10.111 |
ゲストOS(CentOS7.7) | 192.168.33.18 |
IPアドレスは、みなさんの環境に合わせて設定してください。
gitlab.rb の編集
$ sudo vi /etc/gitlab/gitlab.rb
/etc/gitlab/gitlab.rb の下記の個所を変更します。
external_url 'http://192.168.10.111' mattermost_external_url 'http://192.168.10.111:8066'
gitlab.rb の設定を反映します。
$ sudo gitlab-ctl reconfigure
これで、ブラウザから http://192.168.10.111:8066 にアクセスすると Mattermost が表示されます。
シングルサインオンの設定
GitLab のアカウントで Mattermost にログインできるようにします。
GitLab の Admin Area にある Applications を見てみましょう。
GitLab Mattermost の設定を追加しましょう。
Callback URL に下記を設定します。
http://192.168.10.111:8066/signup/gitlab/complete http://192.168.10.111:8066/login/gitlab/complete
これで Mattermost にシングルサインオンできるようになります。
Mattermost のチームを作成する
チームがまだ存在していないときは「Create a new team」をクリックしましょう。
LAN内の他のPCからも Mattermost が使えるのでコミュニケーションがとりやすくなります。